ドメイン(.com)値上げ理由はベリサイン。卸値70％upと2回の手数料で更に高くなる(7割は最大)。

2023.02.12更新

プロモーションを含みます

予定どおり毎年上げており、23年も上がると思います。24年と25年は上げないからです。メーカーは年7％(10年)値上げでき、利用者は手数料を2回分払います。予定表(2020年)どおり上げています。

(ページの１番下はコチラ)

ICANNとの話し合いで、値上げが可能になりました。

あくまで「可能」なのですが、予定表どおり値上げしています。

この記事はXserverとMERILで作りました。無記載引用文の出典はXserverです。

エックスサーバーもドメイン値上げの可能性あり

Xserverは、1/18時点では値上げ予定なしと発表しました。

維持調整費はConoHaのサービス維持調整費を指していると考えます。

サーバー料金の変更は最悪でも半年はなさそうです。

…現時点では値上げや、維持調整費などの名目による追加費用を請求する予定はございません。

一方、ドメインの雲行きは怪しいです。「同じ値段でも円安だと海外に余計お金を払う。

その上、米国ドメインメーカーが値上げし、前より儲からない。国内製造でも輸入原料を使うと高くなる理屈。

メーカーのキャンペーン終了か、更新時に上げるかも？」下記を自分なりに解釈しました。

なお、特に独自ドメインなど、卸値が固定で年々上昇している、円安の影響を大きく受ける、すでに原価に近い販売価格で提供しているなどの理由から、企業努力によるコスト削減余地の小さなサービスもございますため、今後は価格維持が難しくなる可能性がございます。

また、提供元のプロモーションにより割引価格で提供している独自ドメインにつきましては、プロモーションの終了や更新に合わせて価格を変更する場合がございます。

「年々上昇」「円安」という言葉から、登録の多い〇〇.comと〇〇.netを扱う米国販売元(管理会社＝レジストリ)であるベリサイン(Verisign)という会社の影響をかなり受けていると思います。

正しい意味ではありませんが、レジストリを分かりやすく「メーカー」とします。

両ドメインは多数のサーバーで扱っています。影響は他社でも同じで、お名前.comはもちろんです。

ベリサインは22年に値上げしました。21年もです。詳しい金額は下記に書かれています。

2022年ドメイン名重要ニュース
「.com」 2年連続の値上げ
（日本レジストリサービス）
〇〇.jpの販売メーカー、管理会社、レジストリ

それでは終わらず、最大70％上がる可能性があります。詳しくは下記です。

さらに、2024年・2025年の「値上げ凍結」を挟んで、2026年から2029年にかけても、年7％の値上げが可能です。

「2年の値上げ凍結・4年連続の値上げ」というサイクルを続けることができるので、10年以内に.comドメインの登録手数料が70％も値上がりする可能性が存在しているとのこと。
出典：GIGAZINE

最大70％といってもそれはメーカー側の儲けです。当然この上にXserverの利益が上乗せされます。

しかし、それだけではないです。その間にいる業者がいます。

エックスサーバーはベリサインから直接買いません。間の仲介業者(登録代行会社＝レジストラ)から買います。

よく商品はメーカーからの直接仕入れして安くしている、という話がありますが、ドメインは中間業者がいます。

意味は違いますが、小売店と問屋の関係でイメージしました。Xserverの登録先は関連会社(ネットオウル)です。

Xserverは小売(販売代理店＝リセラー)です。単にメーカーが値上げしても問屋と小売も儲け分があるので、客は仲介者が入る分高くなります。

しかし、登録会社の手数料分価格が高くなりますが、一般人でもドメインが取りやすくなりました。

世界の代理店からメーカーへ直接注文なら儲けは大きいですが間に合わないし、現実には無理です。

間に誰かに入ってもらった方が、儲けは少ないですが、沢山売ることができます。それ以上に今までドメインを持てなかった人も持てるようにもなったのでひどいとは言えないです。

当社は平成25年1月17日、ネットオウル株式会社（本社：京都市中京区、代表取締役社長：根来千賀子）の第三者割当増資を引き受け、同社を関連会社化いたしました。

ネットオウル株式会社は、京都に本社を置くインターネット関連サービス企業で、ICANN公認レジストラとして、ドメイン取得サービス「スタードメイン」などのインターネットサービスを提供しています。
Xserver　2013.01.17